洗濯ばさみの「跡」をつけない干し方


洗濯物を干す時にお役立ちの洗濯ばさみですが、ニットやコットン、タオルなど柔らかい生地の場合、「乾いてみたら洗濯ばさみの跡がくっきり!」なんてこともあるもの。 お気に入りの衣類だったりすると困ってしまいますよね。そんな困った「洗濯ばさみ跡」は、ちょっとした工夫で防げるもの。跡をつけたくない衣類を干す時にはひと手間かけてみることをお勧めします。
洗濯ばさみに一工夫

一般的な洗濯ばさみは、洗濯物をしっかりと押さえるために挟む部分がギザギザになっていますよね。ずり落ちを防ぐためには挟む力が強力な方が良いのですが、あの強さが衣類に跡をつける原因だと言えます。
そこで、跡をつけたくない衣類の場合は、あのギザギザ部分が直接生地に当たらないようにするのが効果的です。
小さく切った紙などを生地と洗濯ばさみの間に挟むのも良いですが、便利なのは、洗濯ばさみの先端に絆創膏を巻き付ける方法です。ギザギザの部分に絆創膏のガーゼ部分がくるように巻き付けて貼ることで、ガーゼ部分がクッションとなって跡がつきにくくなります。これなら何度も使えるので、あらかじめいくつか用意しておくと良いでしょう。
ただし、押さえる力は弱くなってしまいますので、風の強い日などは注意が必要です。
干し方に一工夫

干し方も工夫してみると良いですね。
靴下などは、つま先部分を洗濯ばさみで挟むようにすれば、跡が付いたとしても目立ちません。 また、ゴム部分が伸びるのを防ぐ効果もあります。
パンツなどのウエスト部分を洗濯ばさみで止めて吊るして干す場合、2ヵ所ではなく3~4ヵ所止めるのが良いでしょう。1ヵ所にかかる重さを分散することで跡が付きづらくなります。
キャミソールやタンクトップをハンガーに干す場合は、肩の部分を洗濯ばさみで止めるのではなく、ハンガーの両端に洗濯ばさみを止めてストッパーにすればずり落ちを防ぐことができます。
洗濯ばさみ跡は、ちょっとした工夫でかなり予防できるものです。
でもうっかり跡がついてしまった場合は、
焦らずにスチームアイロンを浮かせ気味に当てることで目立たなくなりますよ。
試してみてくださいね。