衣替えをスムーズにするコツ
実は、「衣替え」といっても単純に衣類を入れ替えるだけではダメなんです。ここでは簡単でラクちんな衣替えのコツをお伝えします。このコツをつかんで、衣替えをスムーズに行いましょう。
着ない服は思い切って処分しよう
衣類をこんなに出して、実際に見るのは、衣替えの時ぐらいですよね。「いつか、きっと、もしかして」と、毎年しまっている服はありませんか?この衣替えの機会に“収納容量”に合わせて衣類を見直しましょう。
衣類量は収納容量の80%が目安です。詰め込み過ぎると、衿がくずれたり・しわの原因となるんです。
「くたびれ始めたTシャツ…、でも捨てるのはもったいない!」と思うなら、ぞうきんとして再利用しましょう。
また、衣替えのついでに思い切って処分してしまいましょう。3年以上着ていない服、もう着ないだろうなぁと思っている服で、状態がよければ、フリマアプリやリサイクルショップ、フリーマーケットで売ることができます。不用品を処分することも衣替えをスムーズに行うコツの一つです。
洗濯・クリーニングは済ませておこう
「さあ、衣替えをしよう!」と思った日に洗濯やクリーニングを始めたら、いつまでたっても衣替えが終わりません。
衣替えをする日は前もって決めておき、その日までに洗濯やクリーニングは終わらせておくようにしましょう。
5月や9月の大型連休を利用して一気に洗濯を終わらせるのもいいですよ。
「1回しか着ていないから大丈夫」「そんな汚れてないし…」なんて言ってちゃだめ!
服は、知らないうちに結構汚れているもの。そのまま収納してしまうと、シミができたり、虫に食べられたりすることがあります。必ず、一度洗濯してからしまいましょう。
しっかり乾燥させよう
クリーニングから返ってきた衣類には、ビニールカバーがついていますよね。もちろん、ホコリはつきにくいのですが、湿気がたまりやすくカビの原因になってしまう事もあるので、収納する時はビニールカバーは外しましょう。
どうしてもカバーを付けたい大切な衣類は不織布タイプのカバーを使うと良いでしょう。
また、クリーニングから返ってきてすぐに収納するのではなく、2・3日干して、しっかり乾燥させてからしまいましょう。
お家で洗濯した衣類もしっかり乾燥させてくださいね。
アイロンをかけると湿気が飛びますので、活用してみてください。
季節ごとにグループ分けをしよう
衣替えを楽にするコツは、なんといっても「分ける」こと。まず、洋服は着る季節ごとにグループ分けをしておきます。「一年通して着る服」「春夏の2シーズン着る服」「12月~2月の真冬にしか着ない服」といったように分けたら、衣装ケースやクローゼットにしまっていきましょう。
どの衣装ケースにどのシーズンの服が入ってるのか一目でわかるように、ラベルを貼っておくと便利です。
見やすく取り出しやすいように収納しよう
洋服をしまうときは、見やすく取り出しやすいようにしまうのがポイントです。
畳んだ洋服を横にして重ねてしまうとたくさん収納できるかもしれませんが、下のものを取り出すときには上のものをいちいちめくらなくてはいけません。
これを避けるために、洋服はシワにならないように畳んだら縦にしまっていきましょう。
着たい服がすぐに見つかりますし、衣装ケースの中がぐちゃぐちゃになることもありません。
湿気は下の方にたまりやすいので、引出しケースでは、上段に大切にしている衣類や絹、カシミヤなど毛織物を入れましょう。
中段には、ウールや混紡織物とポリエステルなどの化学繊維の衣類、下段には、比較的湿気に強く洗濯しやすい綿、麻製品を入れるようにしましょう。
納戸や天袋にしまう季節物の衣類は、フタ式のある程度密閉できるロックスやインロックにしまうと良いでしょう。
また、衣類の種類に合った防虫剤を入れるのを忘れずに。防虫剤のガスは空気より重いので、上から下に流れてゆくので、ケースにふれないよう衣類の上に適量を置きましょう。